正直に言います。
ゲームギアミクロを見たとき、最初に浮かんだ感想は
「……なんでこうなった?」
でした。
アイデアは悪くない。
話題性もあった。
セガのレトロIPには、今なお強いブランド力がある。
それなのに、なぜここまで“惜しい商品”になってしまったのか。
今回は、ゲームギアミクロを通して見えるセガの構造的な問題について、少し辛口に書いてみたいと思います。
メガドライブ作品が入っていない時点で、勝負を降りている
まず一番に言いたい。
なぜメガドライブのタイトルを入れなかったのか。
もちろん、版権や権利処理が簡単ではないことは分かります。
でも、ユーザー視点で見れば、そんな事情は関係ありません。
多くの人にとって、セガ = メガドライブです。
ゲームギア単体の思い出だけで勝負できるほど、今の市場は甘くありません。
「ゲームギア縛り」というこだわりは、
結果として“遊びたい層”を切り捨てる判断になっています。
せめて1本、象徴的なメガドラ作品が入っていれば、
評価は大きく変わっていたはずです。
これは挑戦ではなく、単なる自己満足に近い。
そういうところだぞ。SEGA
小さすぎるサイズは、完全に自己満足の領域
ゲームギアミクロ最大の問題点は、やはりサイズです。
・画面が小さすぎる
・ボタンが小さすぎる
・長時間プレイが現実的でない
正直に言えば、
「遊ぶためのゲーム機ではない」
という印象が強い。
確かに「ミクロ」という名前の通りではありますが、 それは企画側の都合であって、ユーザーの都合ではありません。
当時のゲームギアは、 ・重い
・電池を食う
・でも画面は大きくて見やすい
という「実用品」でした。それをここまで縮小してしまうと、 もはや玩具寄りのオブジェです。
結果として、
✔ コレクターには刺さる
✘ 一般ユーザーには刺さらない
という、最も市場が狭くなる形になりました。
「セガらしさ」という言葉に逃げていないか?
よく言われます。「セガらしいよね」 「そこがセガの良さだよね」
……本当にそうでしょうか?今回のゲームギアミクロは、
・尖りすぎ
・需要を読まない
・こだわりが自己目的化している
という、悪い意味でのセガらしさが前面に出ています。
本来のセガは、 「ユーザーを驚かせる」「一歩先を行く」メーカーだったはずです。
しかしこれは違う。ユーザーが望んでいない方向に、全力で走ってしまった。
その結果、 「話題にはなるが、買われない」 という一番つらいポジションに落ちてしまいました。
本当に出すべきだったのは「ゲームギア2」だった
はっきり言います。
ゲームギアミクロではなく、
ゲームギア2を出すべきだった。
・画面は現代水準
・サイズは当時と同程度
・USB充電
・HDMI出力(あれば尚良し)
・ゲームギア+メガドライブ混載
・公式ライセンス済み
これなら、確実に需要はありました。
今の時代、 Switchは高い、スマホゲームは疲れる。物理ボタンを求める層は確実にいるという状況です。そこに「公式セガ携帯機」が出てきたら、買わない理由の方が少ない。
なのに、なぜか「ミクロ」に全振りしてしまった。
これは戦略ミスと言わざるを得ません。
違法ROM機が溢れる今だからこそ、公式の価値があるのに
今や、
・中華エミュ機
・違法ROM入り
・グレーゾーン商品
が平然と流通しています。
正直に言えば、 「遊ぶだけなら、あっちのほうが便利」です。
だからこそ、
✔ 権利クリア
✔ 安心して買える
✔ 正規メーカー製
という価値が、より重要になっている。
セガにはそれができる立場があるのに、ゲームギアミクロはそこに踏み込めなかった。
これは本当にもったいない。
まとめ:悪くない。でも、致命的にズレている
ゲームギアミクロは、 ・企画自体は面白い
・話題性もある
・セガ愛も感じる
それでもなお、
❌ 実用性がない
❌ ユーザー目線が足りない
❌ 市場を狭めすぎた
という点で、成功とは言い難い製品です。セガにはまだ力がある。 IPも、技術も、ファンも残っている。だからこそ言いたい。次に出すなら、
「作りたいもの」ではなく
「遊びたいもの」を作ってほしい。
ゲームギアミクロは、 そのことを強く考えさせられる一台でした。



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