明電舎とIEC 61850製品の業界内位置付け

はじめに

明電舎(MEIDENSHA Corporation)は、1901 年創業の老舗電機メーカーであり、重電機器・回転機・変電所設備・監視制御システムなど多岐にわたる分野で日本の電力インフラを支えてきた企業である。本稿では、特に IEC 61850 製品の現状と業界内ポジションに焦点を当て、国内外メーカーとの比較を踏まえて整理する。

明電舎の事業領域と基盤

  • (1) 国内変電所向けの強固な納入実績
  • (2) 監視制御(SCADA/RTU)領域の技術蓄積
  • (3) 回転機・産業電源などの多角的事業

IEC 61850 製品ラインナップ

・保護継電器(IED)

・変電所監視制御(SAS/RTU)

・サイバーセキュリティ対応製品

IEC 61850 業界内のポジション

・国内市場:堅実で信頼性重視のポジション

・海外市場:限定的だが今後の成長余地あり

海外大手との比較

ABB, Siemens, GE, SEL などに比べ、

GOOSE、SV、プロセスバス、冗長化技術では控えめだが、

国内仕様適合性と現場保守性に強みを持つ。

強みと弱み

強み:国内仕様適合、保守性、安定性

弱み:プロセスバス・高度冗長化は海外勢に遅れ

今後の展望

国内の段階的デジタル化需要の増加に伴い、

明電舎の堅実な 61850 対応は高い評価を得ると予測される。

まとめ

明電舎は国内の電力インフラを長年支えてきた実績に基づき、

IEC 61850 時代においても信頼性重視のメーカーとして重要な役割を担う。

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