OPENPLCを使って色々作ってきましたが、少しづつ不満が出てきました。
今日はそのことを書いていきたいと思います。不満に関してはOPENPLCそのものよりも自分のパソコンの性能の問題もあるので、その点ご留意ください。
フリーで使えるOPENPLCは素晴らしいツールです。

フリーで使える時点で素晴らしいツールです。
この記事に書いてある不満は、私のPCの性能によるところもあります。
その点ご了承ください。
パソコンに要求されるスペックが少し高い
まず1つはフリーとはいえ設計ツールなのでパソコンに要求されるスペックが少し高い気がします。
私のパソコンは第三世代のcorei3なのでかなり重いです。たまにフリーズします。
OPENPLC Editorを使っているとパソコンがすぐに熱くなります。
多分今の現行品のPentiumとかCeleronのほうがまともに動きます。
古めのパソコンをLinuxにしている方は少し使いづらいかもしれません。

私のPCは10年ほど前のダイナブックです。
OPENPLC使うとすぐに熱くなります。
ラズパイの価格高騰
2年ほど前まではアマゾンで一万円以下で買えたラズパイ4が3万近くになっています。
半導体不足の影響をもろに食らってます。35$で買えるコンピューターは過去のものになりました。
教育用として最適なはずでしたが、最新機種のCeleronのパソコンで十分になってしまうかもしれません。
半導体不足の収束後の価格改定に期待です。
ラズパイを使って装置やシステムを作る場合、この納期とコストが不安定だと一気に納期遅延や原価割れなど起こします。

手軽に遊べるシングルボードコンピュータのはずが
今では高貴な遊びになってしまいました。
産業用で使う場合に「Linuxである」ということがつきまとう。
OPENPLCをラズパイで使う場合はLinuxOSということを留意しなければいけません。
Linuxに関しての説明は以下の動画がわかりやすいのでどうぞ。

Linuxはいろんなデメリットがあります。
ある日突然なくなる。
会社内で数人の決まった人しかさわれない。中身で何をしているかわからない。
ラズパイを使う商品を開発する場合は、その点のフォローまで考えなくてはいけません。
慣れてしまえばただのOSという場合もあるのですが、毛嫌いする人も多いです。

使う種類によっては、LinuxOSはある日突然なくなる可能性があります。
教育用途でPLCやるだけなら三菱のFXで十分
こちらも価格高騰になりますが、ラズパイ本体だけで3万近くなっています。教育用途だけならぶっちゃけ三菱のFXシリーズで十分なんじゃないか、というくらいの状況になってきました。

安いFXシリーズは1万ちょっと。
ラズパイは揃えようと思うと2万以上かかります。
体験版であれば無料でGX-worksが使えるし。

簡単な勉強だけだったら三菱のFXでよくね?と思います。

このFXシリーズは本当に便利
省配線システムで天井搬送機器作りましたが、すごい使いやすかったです。
資料が少ない
OPENPLCがマイナーでどうしてもサンプルプログラムがあんまりありません。
更にDIOの点数が少ないので、PLC的には少し物足りなくなります。
普通のPLCであれば何百店点もDIOが使えますが、ラズパイはせいぜい数十点です。

マイナー故かOPENPLCって資料がめちゃんこ少ないです。
こんな本格的な装置は無理。ラズパイが何個あっても足りない。
カメラとかに使うならありかも・・・・
これってデータトラッキングのお化けだから作るの大変だったろうな・・・・
でもやっぱり面白い
色々不満書きましたが実際のところ、OPENPLCの不満というよりラズパイと半導体不足への不満がほぼほぼとなりました。
ぶっちゃけ勉強だけならラズパイ本体なくてもOPENPLCEditorのデバッグモードでプログラムを動かせます。値段と入手性考えたら三菱のFXシリーズで十分です。
iec準拠のためにファンクションブロックなどは国内のPLCメーカーで参照にできます。
色々かきましたが、不満というよりフリーソフトが持つ特徴ゆえ制約程度になりました。

私の開発環境自体の問題がほとんどでした。
中古でいいから新しいパソコンほしいな・・・・
眠らせてるラズパイなどでぜひ一度OPENPLCをお試しください
後最近気づきましたが、OPENPLCのサイトがおしゃれになっていました。グッズも作るみたいです。

やっぱりOPENPLCって面白いです。
グッズがでたら買ってしまうかも?
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