アスキコード(ASCIIコード)とは
アスキーコードとは、16進数で制御文字(ACKやSTX、ETXにNULなど)や英文字や数字を表現するための文字コードである。0から127までに文字を割り当てている。1963年6月17日にASA(American Standards Association)によって制定された。現在では文字が割り当てられていない128以降に文字を割り当てているものが使用されている。
PLCにはパソコン間の通信以外にも、バーコードリーダの読み取り内容の伝聞に用いられている。以下にアスキーコードを添付する。

本記事ではあくまで0〜127のみのアスキーコードと、バーコードリーダとPLCの伝文部分のみを取り扱う。バーコードリーダとのやり取りのみならず、上位端末へのデータ送信など幅広く使われております。
- 16進数で表現する文字コード
- ASA(American Standards Association)によって制定
- PLCとパソコン間の通信につかわれている
- バーコードリーダとの伝聞に使われている
- 00-1f 制御文字
- 20 空白(スペース)
- 21〜7E 図形キャラクタ
- 7F 制御文字
PLCとバーコードリーダーのどこに使われている?
バーコードリーダが読み取り結果を送信するときに、読み取り内容を伝える手段として使用されている。以下に簡単な例を列記する。(あくまで一例です。装置によっては全く変わる場合もありますし、複数のバーコードを読み取るシステムはもっと複雑になります。)
スタートテキスト STXの2
エンドテキスト ETXの3
ノーリード時に16進数の3F(アスキーコードで「?」)を送信してPLCはノーリードと認識
マルチリード時は16進数の40(アスキーコードで「@」)を送信してマルチリードと認識
その他読み取り内容をアスキーコードに従って送信
※複数のバーコードの読み取りが必要な場合、もっと複雑な伝文になるので仕様書は必須である。

上の③のタイミングでバーコードリーダは、PLCに仕様に従ってアスキーコードで読み取り結果を送信する。仕様によって扱うバーコードの仕様は千差万別になる。搬送速度やワークの形状、どのタイミングで送信するか、送信時のアスキーコードの記載内容の決まりごとなど仕様書での明示は必須となってきます。
FAメーカのSICKの動画と合わせるとわかりやすいので参考にSICKの動画を貼り付けます。
この動画でも読み取りトリガ用のセンサが、バーコードリーダの手前にあるのがわかると思います。GIF動画と同時に見るとわかりやすくなります。読み取り結果の送信に関して記事にしたものもありますので、良ければ参考にどうぞ。
こういった機器との取り合いをラダー言語で見ると、何が書いてあるのか難しいと思います。そんなときは読み取り結果に関わる部分とアスキーコード表と仕様書を合わせて見ててみてください。少しづつですが、なんとはなしにわかってきます。
まずはアスキーコード表を自分用に作るかダウンロードして、自分の端末に常備しておくことをおすすめします。この記事がアスキコードを知るきっけになったら幸いです。
それではご安全に!
※本来であれば固定式レーザバーコードリーダにするべきですがフリー素材使用しているため、ハンディタイプの絵で表現しております。その点ご了承ください。
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